アースガード

『アースガード』は、グラセーラを主材料に用いた保水性・透水性に優れた今までにない新素材です。

アースガードの特長
  1. 保水力に優れている
  2. 排水性能が高い
  3. 水分の吸い上げ作用に優れている
  4. 通常の製品に比べ重量が約半分である
  5. リサイクル材料を使用しているため環境に優しい

1.保水性能

保水性能を確認する方法として、保水量を求めます。これは、その製品がどれだけの量の水分を蓄えることができるかの評価として用いられます。
『アースガード』は多孔質であるため、より多くの水分を吸収することが可能です。
長時間にわたり、打ち水を行った様な効果が持続されます。

自社試験データより
商 品 保水量(g/cm³)
保水ブロック(規格値) 0.150
アースガード 0.210
インターロッキングブロック 0.098

規格値は、プレキャスト無筋コンクリート製品、舗装・境界ブロック類―平板
JPCS-URC71B1:2010の値です。

2.排水性能

製品の性状として多孔質であるため、余剰な水分は排水するという特徴があります。
これにより地下への排水をスムーズに行う事ができます。
よって、ゲリラ豪雨の対策にもなります。

3.水分の吸い上げ作用

地下に水だまりがある場合、『アースガード』の水分の吸い上げ効果が高いため、常に地面と地下との水の往来を可能にします。また、その吸い上げに特徴があり、短時間で水を吸収する事が出来ます。

自社試験データより
商 品 吸上げ高さ/%
(吸水性試験)
保水ブロック(規格値) 70
アースガード 110
インターロッキングブロック 24

規格値は、プレキャスト無筋コンクリート製品、舗装・境界ブロック類―平板
JPCS-URC71B1:2010の値です。

4.軽量化

素材の特徴として普通製品と比較して半分程度の重量しかなく、施工時の職人さんへの負担軽減が可能となります。また、輸送時において積載量を多く出来るため、流通コストを削減する事も出来ます。
また、軽量製品でありながら、曲げ強度においても歩道の規格をクリアーしています。

5.すべり抵抗性

アスファルトやインターロッキングブロックに比べ、すべり抵抗性にも優れている為、降雨後の路面においても滑りにくくなっております。

自社試験データより
商 品 曲げ強度(N/mm²)
(4週強度)
すべり抵抗
(BPN)
保水ブロック(規格値) 3.00(歩道) 60
アースガード 3.54 87
インターロッキングブロック 8.75 72
密粒度アスファルト - 80

規格値は、プレキャスト無筋コンクリート製品、舗装・境界ブロック類―平板
JPCS-URC71B1:2010の値です。

6.環境に優しい

リサイクル素材を主原料としているので、環境に優しく、循環型社会にも貢献できます。また、硬化成分を変更することにより、廃棄の際も産業廃棄物の対象から外すことも可能です。

7.その他

『アースガード』と施工時の特殊下地材との併用により多くの保水性を確保することが可能となります。

『アースガード』の使用用途

使用用途としては、次のような場面で活用できます。

  1. 公園や大型施設等の人が集まる場所の遊歩道
  2. 屋上緑化の基材
  3. 住宅のエクステリア
  4. 法面の透水ブロック
  5. 防草材
  6. 汚水の浄化 ・・・等

アースガードのカラーバリエーション

アースガードのカラーバリエーション

※色見本ですので実際の製品色とは異なる場合があります。
※アースガードの特性上、製品表面が白くなる場合があります。性能には何の問題もありませんのでご了承ください。

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廃ガラスを利用した新素材「グラセーラ」

保水・透水製品「アースガード」シリーズ

益々深刻化する地球環境問題

温暖化、エネルギー問題、森林破壊、食糧問題、資源の危機、ごみ問題など様々な問題が、日本だけでなく世界中で起きています。 限りある地球の資源を大切にし、自然環境について真剣に取り組まなければならない時期が来てしまいました。

弊社にも貢献できることが無いのか…。
そこで廃ガラスを原料に、循環型社会構築において必要不可欠で高い付加価値を持つ新素材を作り、農業・浄化・断熱・園芸・建築・土木など様々な用途で活用していただき、大切な地球に還元する事に着目しました。

その新素材とは・・・

窓ガラスなどの廃ガラスを主原料とする事で、不純物の少ない成分の均一な製品が出来ます。「グラセーラ」は軽量ですが強度があり、熱・薬品・油にも強く、有害物質も出ない環境にやさしい製品です。
そのうえ多孔質で、透水性・保水性に優れています。

手軽にできてちょっとお得な雨水利用

屋根などに降った雨水を貯留することで、河川への流出が減少し、洪水抑制に寄与します。又、災害時や渇水時には雑用水として利用できます。
雑用水としては水洗トイレ、庭木への散水、洗車、防火・防災用水など、水道水でなくてもよい用途に利用することが出来ます。

グラセーラ 雨水貯留システムの概要

風上緑化や校庭緑化が推進されている中、それに使用する芝生や植物などの管理が問題になっています。
大量に使用する水をどの様に確保するのか維持管理に必要な経費をどう算出すれば良いのか?グラセーラを活用することによりランニングコストが殆どかからない雨水貯蓄システムが実現します。

地下浸透型雨水活用システム

この雨水活用システムでは庭園や花壇・菜園等の地下に雨水を貯水する事が出来、水やり水まきに水道水を使用する事なく雨水を有効活用する事が出来ます。
更にグラセーラを敷き詰める事で掘割容量の約50%の水を蓄える事が出来、貴重な水資源のサイクルを可能にします。

グラセーラを活用する利点
  1. 有害バクテリアの発生と水の腐敗を抑制する。
  2. 低コストで大量の水を貯水する事が出来る。
  3. 掘割した所に敷詰めるだけの簡単施工。
  4. 貯水システム上面の土地を有効に利用出来る。(駐車場・庭園・花壇など)
  5. 熱・紫外線・薬品に強く殆ど劣化しない。
  6. 酸性雨をアルカリ水に変える事が出来る。
実際に行なった工事例
実際のグラセーラ使用量 35立米 システム導入後の節約量 約650トン
雨水の貯水量(満水時) 17.5トン システム導入後の節約額 年間約16万円
工場の水道使用量(年間) 約0.50トン    

グランド緑化・雨水活用システム

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